英語が学べる大学を知ろう!

英語が学べる大学一覧

英語が学べる大学は、日本国内外にたくさんあります。日本国内の英語学部や専攻を持つ大学、海外の大学も含めて、英語を専門的に学ぶことができる代表的な大学をいくつか紹介します。

日本国内の英語が学べる大学

  1. 上智大学 (Sophia University)
  • 上智大学には、外国語学部英語学科や国際教養学部があります。特に、英語を専門とする学部が充実しており、英語教育や国際関係、翻訳・通訳などの分野も学べます。
  1. 東京外国語大学 (Tokyo University of Foreign Studies)
  • 外国語教育の専門大学で、英語を深く学べる環境があります。英語専攻では言語学や英語圏の文化・文学も学ぶことができます。
  1. 国際基督教大学 (ICU – International Christian University)
  • 英語を中心としたリベラルアーツ教育を行っており、授業の多くが英語で行われます。英語力を高めながら、幅広い教養科目を学べるのが特徴です。
  1. 慶應義塾大学 (Keio University)
  • 文学部英米文学専攻では、英語の文学や文化に焦点を当てたカリキュラムがあります。また、SFC(湘南藤沢キャンパス)の環境情報学部や総合政策学部では、英語での教育も行われています。
  1. 早稲田大学 (Waseda University)
  • 国際教養学部では、多くの科目が英語で提供されており、英語力を高めながら幅広い分野を学べます。また、文学部英文学科でも、英語を専門的に学ぶことができます。
  1. 関西外国語大学 (Kansai Gaidai University)
  • 外国語教育に特化した大学で、英語コミュニケーション学科や英米語学科などがあり、留学制度も充実しています。
  1. 明治大学 (Meiji University)
  • 文学部に英米文学専攻があり、英語を専門的に学びつつ、文化や歴史に触れることができます。ビジネス系の学部でも、英語教育が強化されています。
  1. 同志社大学 (Doshisha University)
  • グローバルコミュニケーション学部では、英語を通じた国際的なコミュニケーションスキルを磨くことができます。国際教育プログラムも豊富です。
  1. 青山学院大学 (Aoyama Gakuin University)
  • 文学部英米文学科では、英語学や英語圏の文学・文化に加え、コミュニケーションスキルの向上にも力を入れています。
  1. 立命館大学 (Ritsumeikan University)
    • 国際関係学部やグローバル教養学部では、英語を中心に国際問題や文化を学ぶことができ、留学プログラムも豊富です。

海外の英語が学べる大学

  1. ハーバード大学 (Harvard University)
  • アメリカを代表する名門大学で、文学や英語学、英米文化などを深く学ぶことができます。
  1. オックスフォード大学 (University of Oxford)
  • 英語圏の文化や歴史、英文学に関して豊富なカリキュラムを持ち、世界的に著名な大学です。
  1. ケンブリッジ大学 (University of Cambridge)
  • オックスフォードと並ぶ名門で、英文学や英語学の研究が非常に進んでいます。
  1. スタンフォード大学 (Stanford University)
  • 英語教育やリベラルアーツが充実しており、コミュニケーションや文学の分野でも質の高い教育を提供しています。
  1. メルボルン大学 (University of Melbourne)
  • オーストラリアにある有名大学で、英語や英語教育を学ぶ上での選択肢として人気があります。
  1. カリフォルニア大学バークレー校 (UC Berkeley)
  • 英文学や言語学の分野で非常に評価が高い大学で、英語力を磨きながら幅広い分野を学ぶことができます。

その他の選択肢

  • 多くの大学で、英語を学ぶプログラムだけでなく、留学プログラムも利用でき、海外で英語を学びながら実践的な言語スキルを身につけることができます。また、大学によっては英語教育専攻やTESOL(英語教授法)に特化した学部も存在します。

興味や目標に合わせて、これらの大学から自分に合った学び方を見つけるのが大切です。

大学で学べる英語の分野

大学で学べる英語の分野は非常に幅広く、言語そのものから文化、文学、教育など多岐にわたります。以下、代表的な英語の分野をいくつか紹介します。

1. 英語学 (English Linguistics)

  • 概要: 英語の音声、文法、語彙、構造などの言語そのものを科学的に研究する分野です。音声学、音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論などが含まれます。
  • 学べること: 英語の発音規則、文法の構造、言語変化の歴史、方言や社会階層による言語の違いなど。
  • 将来のキャリア: 言語学者、翻訳者、通訳者、言語教育者など。

2. 英語教育学 (English Education)

  • 概要: 英語を外国語として教えるための理論と実践を学ぶ分野です。TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)プログラムなどがこれに該当します。
  • 学べること: 第二言語習得理論、教室での指導法、英語の教材開発、評価方法など。
  • 将来のキャリア: 英語教師、TESOL教育者、教育コンサルタント、カリキュラムデザイナーなど。

3. 英米文学 (English and American Literature)

  • 概要: イギリスやアメリカを中心とした英語圏の文学作品を研究する分野です。古典から現代まで幅広い文学作品が対象となります。
  • 学べること: シェイクスピア、アメリカの近代文学、ポストコロニアル文学、フェミニズム文学批評など。
  • 将来のキャリア: 文学研究者、編集者、ジャーナリスト、作家など。

4. 英語圏文化研究 (English-Speaking Cultures)

  • 概要: 英語圏の文化、歴史、社会構造、映画、音楽などを多角的に研究する分野です。
  • 学べること: 英語圏の国々の社会問題、歴史的背景、文化的多様性、ポピュラーカルチャーなど。
  • 将来のキャリア: 国際ビジネス、文化交流、翻訳・通訳、観光業など。

5. 翻訳・通訳学 (Translation and Interpretation Studies)

  • 概要: 英語と母語の間での翻訳や通訳の技術と理論を学ぶ分野です。文学翻訳からビジネス翻訳、同時通訳まで幅広く扱われます。
  • 学べること: 翻訳理論、専門分野別翻訳(法務、医療、技術など)、同時通訳や逐次通訳の技術。
  • 将来のキャリア: 翻訳者、通訳者、国際機関のスタッフ、技術翻訳者など。

6. 第二言語習得 (Second Language Acquisition)

  • 概要: 英語を第二言語として習得するプロセスを研究する分野です。学習者が英語をどのように習得するか、どのような環境や方法が効果的かを探ります。
  • 学べること: 言語習得プロセス、動機付けの役割、文化的要因、年齢や学習環境が言語習得に与える影響。
  • 将来のキャリア: 言語教育者、教育コンサルタント、研究者、教育政策立案者など。

7. 異文化コミュニケーション (Intercultural Communication)

  • 概要: 異なる文化圏間でのコミュニケーションを円滑にするための理論や実践を学びます。文化の違いによる誤解や葛藤を解消する方法に焦点を当てます。
  • 学べること: 異文化理解、国際的なビジネスマナー、グローバルなコミュニケーションスキルなど。
  • 将来のキャリア: 国際ビジネス、観光業、外交、文化交流など。

8. グローバル・コミュニケーション (Global Communication)

  • 概要: 英語を使って国際的なコミュニケーションやビジネスの場面で活躍するためのスキルを学ぶ分野です。ビジネス英語、国際関係、メディアなどが含まれます。
  • 学べること: プレゼンテーションスキル、ビジネス交渉、国際マーケティング、メディアでのコミュニケーション。
  • 将来のキャリア: グローバル企業、国際機関、メディア、国際マーケティングなど。

9. 英語表現 (English Composition and Rhetoric)

  • 概要: 英語での文章作成やプレゼンテーション、説得力のあるコミュニケーションスキルを学ぶ分野です。学術論文やクリエイティブライティングも含まれます。
  • 学べること: アカデミックライティング、クリエイティブライティング、修辞学、プレゼンテーションスキル。
  • 将来のキャリア: 作家、ジャーナリスト、コンテンツクリエイター、大学教授など。

10. 英語史 (History of the English Language)

  • 概要: 英語がどのようにして現代の形に進化してきたか、その歴史的背景や言語変化を研究する分野です。
  • 学べること: 古英語、中英語、近代英語の特徴、英語の進化と他の言語からの影響。
  • 将来のキャリア: 言語学者、文学研究者、英語教師など。

これらの分野は、大学によって専門性やカリキュラムが異なることがあるため、自分の興味や将来のキャリアに合った学問領域を選ぶことが大切です。

英語を学ぶ大学を受験する上で出る英語の試験問題例

大学入試の英語の問題は、文法、読解、リスニング、リーディング、ライティングなど多岐にわたります。以下に、代表的な大学入試問題のサンプルをいくつか紹介します。

1. 文法・語法問題 (Grammar and Usage)

Choose the correct word or phrase to complete the sentence.

I ( __ ) play soccer when I was a child.
(A) used to
(B) was used to
(C) am used to
(D) get used to

解答: (A) used to
解説: “used to” は過去に行っていたが、今はやっていない習慣を表すため、正しい答えは (A) です。「be used to」は「〜に慣れている」という意味で、ここでは不適切です。

例文の修正: 「I used to play soccer when I was a child.」のように、動詞の「play」を使って過去の習慣を表す形にするのが自然です。

他の選択肢に関しても、以下のように意味が異なります。

  • was used to: 「〜に慣れていた」(例: I was used to playing soccer. = サッカーをすることに慣れていた)
  • am used to: 「〜に慣れている」(例: I am used to playing soccer. = サッカーをすることに慣れている)
  • get used to: 「〜に慣れていく」(例: I will get used to playing soccer. = サッカーをすることに慣れていく)

2. 読解問題 (Reading Comprehension)

長文を読み、その内容に基づいて質問に答える問題です。

例題
Read the following passage and answer the questions that follow.

Passage:
The Amazon rainforest is one of the most biologically diverse places on Earth. It is home to millions of species of plants and animals, many of which are not found anywhere else in the world. However, the rainforest is facing severe deforestation, which threatens the delicate balance of this ecosystem.

Questions:

  1. What is the Amazon rainforest known for?
  • (A) Its size
  • (B) Its biological diversity
  • (C) Its proximity to the equator
  • (D) Its human population
  1. What is the main problem facing the Amazon rainforest today?
  • (A) Overpopulation
  • (B) Lack of rainfall
  • (C) Deforestation
  • (D) Pollution

解答:

  1. (B) Its biological diversity
  2. (C) Deforestation

解説:

  1. The passage mentions that the Amazon is “one of the most biologically diverse places on Earth.”
  2. The main issue described is “deforestation,” which is threatening the ecosystem.

3. 英作文 (Essay Writing)

テーマに基づいて、短いエッセイや意見を述べる問題です。

例題
Write an essay of about 100-150 words on the following topic:
What is the most important skill to learn for success in the future?

サンプル解答:
I believe that the most important skill to learn for future success is communication. In today’s globalized world, being able to communicate effectively with people from different cultures and backgrounds is essential. Whether it’s in business, education, or daily life, good communication helps us understand others’ perspectives and express our own ideas clearly. Furthermore, with the rise of digital communication, the ability to convey ideas concisely through emails, presentations, or online platforms is more important than ever. Therefore, developing strong communication skills is crucial for anyone aiming to succeed in the future.


4. 会話問題 (Conversation)

日常会話の流れに合う選択肢を選ぶ問題です。

例題
Complete the dialogue with the appropriate response.

A: “Would you like to join us for dinner tonight?”
B: “__. I already have plans.”

  • (A) I’d love to, but I can’t
  • (B) Yes, I’m free
  • (C) Sure, what time?
  • (D) No, I’ll be there

解答: (A) I’d love to, but I can’t
解説: B は “I already have plans”(すでに予定があります)と言っているので、(A) の「参加したいけれど、できません」が自然な応答です。


5. リスニング問題 (Listening Comprehension)

英語の音声を聞いて、質問に答える問題です。(ここではサンプルテキストを使用します)

例題
Listen to the following dialogue and choose the correct answer.

Dialogue:
A: “Excuse me, do you know where the nearest train station is?”
B: “Yes, it’s just down this street. Walk straight for about five minutes and you’ll see it on your right.”
A: “Thanks! Is there a convenience store nearby?”
B: “Yes, there’s one right next to the station.”

Question: Where is the train station?

  • (A) It’s on the left.
  • (B) It’s on the right.
  • (C) It’s five minutes away.
  • (D) It’s next to the convenience store.

解答: (C) It’s five minutes away.
解説: 駅は「約5分歩いたところにある」と言っていますので、正しい答えは (C) です。


これらは大学入試でよく出題される形式の問題の一部です。文法や語彙、読解、リスニング、ライティングなどをバランスよく練習することが、試験対策において重要です。